Coach Interview -小森田 真也 コーチ(後編)

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時間と命の使い方が明確になる

会社員を卒業し、コーチとして独立したばかりの小森田さんから、人生後半に新しいキャリアをスタートさせたお話を伺いました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

自分に向いた矢が人生の迷いを減少させてくれる

−24年間勤めていた会社を辞める時の気持ちはどんなでしたか。

 そうですね。人から見たら順風満帆に見えたかもしれませんし、その後に役員の道もあったかもしれませんが、その延長線上にワクワクするものが見つけられませんでした。
45歳というのは、仕事を25年くらいやってきたということになりますが、70歳くらいまで元気に仕事をするとしたら、人生の後半戦は、若い時から思っていた、人や教育にフォーカスするようなことをしたいと考えました。

−最初に就職した時はどんな思いで働き始めたのですか。

 就職した時は、自分が得意で好きなことが生かされて仕事を通じて信じている価値観が満たされたらいいと思って就職活動をしました。未来志向でポジティブで、どちらかというと一人で黙々と働くより、チームで物事をなすような場面、そういう環境のところでリーダー生きることを目指していました。

そして、やるなら、学生時代から好きだったライフカルチャーだと思っていました。洋服、音楽、スポーツや生活の周りにあるカルチャーですね。価値観の部分で言うと共創というか、みんなでアイデアを出し合って一つのことを成し遂げる。目の前の時間を共有し合いながら楽しんで物事を進めるというスタイルが好きです。それがユニクロの店舗運営です。チームで仕事をする。チームメンバーがたくさんいる。そういうスタイルが自分にはフィットすると思ってユニクロでキャリアをスタートさせました。

−それは、今の仕事にも通じる部分がありますね。コーチングと出会って以前の職場での活用、そして現在は独立してコーチとして活動されているわけですが、仕事面以外では、コーチングは小森田さん自身にどんな影響を与えていますか。

 僕の中では、コーチングを学んだ最大の収穫は、最初、クライアントやメンバーに向いていた矢が、だんだん自分に向いてきて、少しずつですが自分の人生の理想や夢が形になってきたというのが大きなことです。ありたい姿を描いて、であればこういう生き方だよねというふうに生き方が導かれていきました。それからは生き方に迷うことが少なくなり、時間の使い方や命の使い方が明確になったところが自分にとってすごく大きなメリットでした。

−そうすると、ご家族など近いところにいる方との関係にも変化は起きましたか。

 コーチングを学んで自己理解が深まってきて、実現させたいことを妻に話すことで、うっすらぼんやりモヤモヤしていたものが晴れて、じゃあできることから始めようという動きになってきたのがここ5年で変わったことです。できることはスモールステップから始めてみようと思えるようになりました。ポジティブに前向きに、やれることはなんでもやって好転するように愚直に進めようと思えるようになったのは、自己基盤が整い、セルフコーチング力が上がり、自己実現力に繋がったからだと思います。

インタビュー

「いつまでにどうするか」を決定する

−人生後半の生き方の実現に向かってスタートしたところだと思いますが、もう少しこんなふうになったらいいとか、ここを足していきたいとかいうことはありますか。

 ビジョンを描いているのは、コーチングを通じて自分らしい生き方や働き方ができる人たちを増やしていきたいということです。そして、長くビジネス現場で働いてきた経験を活かして、貢献先、アプローチ先の企業や組織にもっと入り込んで、経営者やリーダーと一緒に、企業の繁栄と人材育成の両輪をサポートしていきたい。そんなビジネスコーチになっていくことが自分の成長としても必要ですし、やりたいことです。これからは、ネットワークをもっと広げて、悩んでいる人がいたら貢献できるように間口を広げていこうと思いす。それが課題です。ユニクロで培った経験を活かしてさらに貢献していきたいと思います。

−では最後になります。昔よりも複業や独立がやりやすくなった時代だと思います。これから独立したいと思っている方には、先輩としてどんなアドバイスをしますか。

 決めることだと思います。やりたいと思ったらはっきりと決めることです。僕の場合はどんな状態でも45歳と決めたので動けたのです。「いつまでにどこまでを」というところ、準備ができていないと考えがちかもしれませんが、どんどん時間が過ぎていくだけで、100点満点には永遠に辿り着かないです。それならばいつまでにということだけ決めて、その時点で30点であってもいい。それが嫌なら40点にするために今日から何をするか決めることです。

−小森田さんは45歳で絶対にと強く決めたのですね。

 僕の場合はどちらかというと、ワクワクとかありたい姿というより危機感からです。もし会社を辞めない人生を歩んだら、家族や親との時間が少なくなるとかです。だとしたらと思った時に絶対に失いたくないものを大切にしようと思いました。

−ご家族や親御さんをとても大切にしている気持ちが伝わってきます。

 そうですね。人生100年時代といわれながら、身体が動かなくてなってしまったリ、若くして命を落としてしまったりする人もいます。天災もいつ来るかわからないし、今のような時代がいつまで続くかもわからない。今を優先すると将来が不安になるし、将来を優先すると今が蔑ろになる。この両方のバランスをどうやって調和させていくかを決めないと、本当の自分の幸せは手に入れられないなと思って動き出しました。

−よくわかりました。今と将来を思うバランスの調整ですね。 俯瞰して人生を眺めるということの大切さを感じました。 いろいろなお話をありがとうございました。

インタビュー

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Profile
小森田 真也(こもりだ・ しんや) コーチ
1980年千葉県生まれ。
2001年(株)ユニクロ入社。
店舗業務を経験後、商品本部マーチャンダイジング(MD)部に異動。
アシスタントMDを経て、MDリーダー、グローバルMDメンズ担当部長、UT(グラフィックT)プロジェクト統括部長、スポーツプロジェクトMD部長を歴任。
2025年に独立。
現在ではスクール講師、企業向け1ON1導入メンター、個人向けキャリアコーチなど活動の範囲を拡大、今に至る。

【コーチ認定資格】
・GCS認定プロフェッショナルコーチ
・GCS認定クラス講師
・ICF認定コーチ(ACC)

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