Coach Interview - 杉山知子 コーチ(後編)埼玉校共同代表

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コーチングが標準装備になる日

 外資系企業で本業カスタマーサクセスをしながら社内認定コーチとして活動のち独立。組織開発に役立てるために著書も出版。組織をはじめ、海外にも、コーチングを軸に社会貢献を考える杉山知子さんのお話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

思考プロセスを可視化する

−これから新しく始めたいこととか、将来手がけていきたいというようなことはありますか

 今第一弾の本が出ていて、第二弾第三弾と続きます。軸はコーチングから入っているのですが、コーチングでは対応できない課題も出てくると思うので、それをどうやって解決するのかというところを思考によりアイデアを出したいと思っています。一人の思考ではなく組織全体の思考。それを私は「組織の思考プロセスの可視化」と言っています。さまざまな人の考え方を見える化してAIで分析してそれをもとに問題解決や組織の考え方を洗い出していく。そこから課題が出たらコーチングなどで解決していくという方法です。
 もう一つは、次世代リーダー育成です。それももちろんコーチングが大きな柱になると思います。次世代の人たちにもっとコーチングを活用してもらいたいです。海外ではコーチングはOSで標準装備ですが、日本ではまだコーチングを知らない人が多いです。
 それから、ちょっと面白い話があります。日本の企業のコーチングをしているのですが、コーチング研修をスタートして4年目で、営業成績につながっていないと不満を言っている役員がいるのです。アセスメントをちゃんとしてないとか、テーマが違うとかもありますが、元々コーチングを理解している次世代リーダーを育てたいです。
 これは皆さんも思っているかもしれません。当たり前の組織の文化を、日本全体の新しい文化としてチャレンジしていきたいです。
 日本もいいところがたくさんあって、メンバーシップ型としてリスペクトし合いながらお互いに盛り上げていくという文化があります。大企業はタレントマネジメントというシステムを使って、一人一人を把握しましょうという考え方。AIの活用も海外の方が優れていて、コーチングも先ほど言ったようにOS になっているからマージャー研修イコールコーチング研修なのです。それは教育の違いかもしれません。でも今、日本の企業は国内より海外からの収入が多いので、日本の企業は欧米に合わせようとしています。海外の文化に日本が合わせないといけないという状況になっています。

−日本のいいところはたくさんありますが、対応する力というか、何か起きた時には解決するまで時間がかかっていますね。

 時間がかかっていますね。20年くらい組織を見ていますが、また同じことやっているという感じがします。エンゲージメントが上がらない。マネージャーが疲弊している。若者が辞めちゃうとか。1on1を始めたけれど形だけだとか。部門間の対立が続くとか。ずっとこうなのはどうしてかと思います。例えば研修やアンケートで解決するのではなくてもっと根本的なところです。人間としてどういうふうに感じているか。どう変わったらいいか。そういうところをコーチングの視点で探っていきたいと考えています。

−なるほど。皆さんそれぞれ、自分が活きて、燃える場所を見つけて一生懸命ですね。その情熱はどこから生まれるのかという、そこのところが興味深いです。杉山さんご自身がそれを分析したらどんな感じですか。

 元々私の中にあったものだと思います。それにコーチングが加わったのだと思います。
 コーチングを受けていてもしていても、常に自分に問い続けています。自分が目指すものが、自分自身への問いかけでわかります。コーチングを通じて自分のミッションや価値ややりたいことが、ずれたとしても必ずそこに戻ってくる。というのを繰り返しやっています。

−いろいろ大変なことがあってもプロセス自体にも充足感を感じているということですか。

 そうです。そういう感じです。それがさっきの思考の見える化です。頭の中で考えていても言語化しないとわからない。それを価値として認める。

インタビュー

日本と海外、様々な立場の人へコーチングを

−コーチングを軸にして、組織や個人に対して活動をして、経営者やメンバーが変わってさらに組織が変わっていったとしたら、その先はどうしていきたいですか。

 先ほどお話ししたコーチングのOS化をまず日本に。もう一つは海外の発展途上国の、まだ教育が遅れているところにコーチングを提供したいです。英会話を勉強するときに先生とそういう話をして、教育が行き届いてなくて犯罪が多いという国の話を聞きました。そういう人たちがもしコーチングを使っていれば、自分の将来とか社会情勢をよくしていくことができるかもしれない。社会貢献活動の一つとして、できるなら将来やっていきたいです。

−そうですか。ボランティアや支援している日本人にもしていきたいですね。

 日本人もそうですが、海外のコーチで興味がある人を集めてコーチングを提供することができたらいいです。日本を超えた海外のプロジェクトになります。

−それはぜひ実現したいですね。日本の社会でコーチングのOS化。そして海外の子どもたちの未来を明るくする活動。全てはコーチングを軸として動いていく。 杉山さんの熱く素敵なお話をたくさんお伺いすることができました。ありがとうございました。

インタビュー

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Profile
杉山知子(すぎやま・ともこ)コーチ
GCSでのコーチ認定、エリクソンインターナショナル認定コーチ。
SAP社にて、カスタマーサクセスをしながら6.5年認定社内コーチを経験。DXでのチェンジマネジメントの経験から、チェンジマネジメント×コーチングという新しい考えを伝えるべく活動中。

クライアントの方からは、柔らかい声、落ち着き、安心、信頼、絶妙な間など心地良いコーチングで、なんでも話せる、元気になるとフィードバックあり。コーチングは人生を豊かにするコミュニケーションスキル。それは幸福であり、愛であり、創造性でありアートです。私は特に創造性を使ってクライアントの潜在意識を最大限に生かすコーチングを積極的に行います。
GCS埼玉校共同代表
ICF認定コーチ(PCC)
GCS認定講師

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