Coach Interview - 杉山知子 コーチ(前編)埼玉校共同代表

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コーチングが標準装備になる日

 外資系企業で本業カスタマーサクセスをしながら社内認定コーチとして活動のち独立。組織開発に役立てるために著書も出版。組織をはじめ、海外にも、コーチングを軸に社会貢献を考える杉山知子さんのお話をうかがいました。 (聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

温めていたテーマの書籍化

−GCS埼玉校で長畑コーチと共に代表になったとのことですが、まずその辺りのお話とそのほかの活動についてお聞かせください。

 6月から埼玉校の共同代表としてGCSの講師デビューをしました。2月の講師養成講座を卒業して、どこの拠点で講師をやろうかと考えていたのですが、住まいが埼玉県なのでいずれ浦和校を立ち上げたいと思っていましたが、そこで、埼玉校の代表の長畑さんに埼玉浦和校ができないかとお話をしたら、一緒にやりませんかということになりました。長畑さんは池袋校も運営しているので、そちらに軸足が行きがちだということで、埼玉在住で知り合いも多い私が埼玉を盛り上げたい気持ちもあって共同代表としてスタートしました。
 私自身は2011年にGCSで学び始めて、4年後にエリクソンインターナショナルというカナダのコーチングスクールでPCCをとりました。去年まで会社員をしていたので、4年でPCC、7年で講師という自分のキャリアロードマップとしてはまずまずかなと思っています。そのほかには、いくつかのコーチングプラットフォームに登録しているので、リーダー向けのコーチングをしたり、執筆活動などをしたりしています。6月に、『人が動く組織をどう作るのか?①』という本を出しました。組織の課題とコーチングの観点で考えるという本です。そのようなことを中心に活動をしています。

note記事:Kindle本を出版しました!『人が動く組織をどう作るのか?① ― 企業課題をコーチングの視点で考える ―』Amazon販売ページ

−出版おめでとうございます。本はどんな方に読んでいただきたいですか。

 それは経営者ですね。リーダーが変わらないと組織は変わりません。

−本の中に、前から書きたかったテーマが「人が動く組織づくり」とありましたが、その分野に力を入れるようになったのはどんなきっかけがあったのでしょうか?

 20年以上前になりますが、外資系の保険会社の人材組織開発部のラーニングの部門にいました。そこで組織改革やトランスフォーメーションに携わることができて、"人が変われば組織が変わる"ということを強く実感しました。
 コーチングはマネージャー研修などであったのですが、もしかしたらコーチングで組織を変えられるのではないかとずっと思っていました。その後SAPという会社に移ったのですが、そこでコーチングを学んで、また人事向けソリューションを扱っていたので、特に日本企業の課題から、「どうコーチングの視点でその課題を見つめなおせるか」と考え、それを本にしたいと思いました。
 去年まで会社員だったので時間がなくて書けなかったのですが、退社して起業し、少し時間ができたので今回の出版に至りました。
 人材開発部では、外部からコーチングの講師を招いて研修をしていて、その講師がすごく輝いていたので私もいずれあのようになりたいと思っていました。でも、コーチングを学ぶとなると費用も時間もかかるので保留にしていました。

−その時のコーチングにはどんな印象を持ちましたか。

 その時はデモセッションに参加する人を募っていたので手を挙げて、みんなの前で質問を受けてそれに応えるということをしました。どんな質問だったかは覚えていないのですが、その時にハッとした感じがあって。「こういうのがコーチングか。よく聞いてくれてばっちりの質問をしてくれて、いいな、私もコーチングをやりたい」と思ったのが大きかったです。
 その後2021年にSAPに入社して、会社が研修費の一部を補助してくれるということでGCS で初めてコーチングを学びました。その後も会社でコーチ育成プログラムというのがあって、エリクソンインターナショナルというカナダのコーチングスクールに行かせてもらってPCCを取りました。その間4年半くらい社内コーチをしていました。

インタビュー

機が熟した独立のタイミング

−GCSのコーチングのクラスでは新しい発見はありましたか。

 発見としては、海外と日本の違いが結構あるかと思います。日本のいいところと海外のいいところがあるので、そこのコンビネーションを探していくのもミッションかなと思います。

−海外と日本との違いというのはどんなところですか。

 日本の場合は、スキルとか自己基盤とか目的がはっきりしていてわかりやすいですが、海外の場合は心理学的なところにより近いです。あと私が好きなのはクリエイティビティ。エリクソンは、コーチングはアートだと言っています。ICFでもコーチングはクリエイティビティと紐づけています。それは、クライアントとコーチとのパートナーシップから生まれる創造力のことで、視点の移動やさまざまな手法を使って、クライアントの頭の中から過去のリソースの発見とともに新しいものを作り出すからです。GCSのキャッチにもある「創造力を最大限に生かす」。私はそこに注目しています。

−具体的な日本と、心理学的な海外。そういう違いなのですね。

 はい。GCSのコーチングは日本人の頭にしっくり入ってきます。海外のコーチングのクリエイティビティというところや文化を言語化して、そのように日本人にもわかりやすく伝えていきたいです。

−コーチングのスキルやいろいろな経験を蓄えてきて、社内コーチだけでなく外に発信していきたいという気持ちから独立の決意をしたのですか。

 いえ。辞めたきっかけはリストラです(笑)。SAPではグローバルの新しいコーチングを学べて、それ以外のラーニングもできるので気に入っていたので、社内コーチをやっていきたかったのですが、部門がなくなってしまったのです。SAPには社内コーチをしている海外の人が多いのですが、その知識を他の会社や起業したときなど将来の目的としてやっている人がいました。私もその一人で、この経験を活かして起業すると心の中ではずっと思っていました。それなのでいいきっかけになったのかもしれません。

−そうでしたか。来たるべき時が来たというタイミングだったのですね。

 そうだと思います。

−それで今は、独立して個人事業主として活動しているのですか。

 自分ではソロプレナーと言っています。最近の言葉ですが、従業員を持たないで事業を起こす人のことです。今はAIもあるので一人でも起業ができる。そういう起業家をソロプレナーと言います。フリーランスという言葉もありますが、そちらは業務委託で仕事をする。ソロプレナーは独自のコンセプトで活動する。私は本を出したり講座を作ったりしているので後者としてやっているつもりです。

−受注する仕事より自分で作るというのがソロプレナーですね。昔アントレプレナーという言葉もありました。

 ソロプレナーはアントレプレナーの名前から来ているみたいです。

インタビュー

後編は近日公開予定です!今しばらくお待ちください。

後編
・思考プロセスを可視化する
・日本と海外、様々な立場の人へコーチングを

Profile
杉山知子(すぎやま・ともこ)コーチ
GCSでのコーチ認定、エリクソンインターナショナル認定コーチ。
SAP社にて、カスタマーサクセスをしながら6.5年認定社内コーチを経験。DXでのチェンジマネジメントの経験から、チェンジマネジメント×コーチングという新しい考えを伝えるべく活動中。

クライアントの方からは、柔らかい声、落ち着き、安心、信頼、絶妙な間など心地良いコーチングで、なんでも話せる、元気になるとフィードバックあり。コーチングは人生を豊かにするコミュニケーションスキル。それは幸福であり、愛であり、創造性でありアートです。私は特に創造性を使ってクライアントの潜在意識を最大限に生かすコーチングを積極的に行います。
GCS埼玉校共同代表
ICF認定コーチ(PCC)
GCS認定講師

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