なぜ今、アンラーニングが必要なのか

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 妻鹿由佳子(めがゆかこ)です。
新しい知識を学ぶことは大切ですよね。
でも、ビジネスの現場ではそれ以上に難しいことがあります。
それは、これまでの「当たり前」を手放すこと。
この考え方は「アンラーニング(Unlearning)」と呼ばれ、
近年、多くの企業で注目されています。
例えば、プレイヤーとして成果を出してきた人が管理職になると、
つい自分の成功体験を部下にも当てはめてしまうことがあります。
「私の時はこうだった。」
「こうすればうまくいく。」
もちろん、その経験は貴重です。
でも、時代や価値観、働き方が変われば、
過去の正解が今も正解とは限りません。
だからこそ、立ち止まって改めて、
「本当に今もこのやり方が最適だろうか?」
「相手には相手のやり方があるのではないか?」
と考え直すことが大切になります。
実は、コーチングも同じです。
コーチングを学び始めると、多くの方が最初にぶつかるのは、
「教えたい」「アドバイスしたい」という自分のクセです。
すぐに答えを伝える
自分の経験を話す
正解へ導こうとする
それは決して悪いことではありません。
むしろ、これまで仕事で成果を出してきたからこそ身についた力です。
でも、コーチングでは、その"正しさ"を一度脇に置き、
相手の可能性を信じて待つことを学びます。
つまり、新しいスキルを身につける前に、
これまでの関わり方を少し手放してみる。
これこそが、アンラーニングなのです。
コーチングを学ぶことは、質問が上手になることだけではありません。
自分の「当たり前」に気づき、
必要に応じてアップデートしていくこと。
その積み重ねが、変化の大きい時代でも柔軟に
人と関われるリーダーシップにつながっていきます。
新しく学ぶことも大切。
でも、その前に「何を手放すか」
それが、これからの時代に求められる学びなのかもしれません。