なぜ安心が一番大切なのか?ポリヴェーガル理論から考えるコーチング

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 芳賀美貴です。
コーチングでは、さまざまなスキルを使います。
質問をしたり、話を要約したり、クライアントの言葉を繰り返したり。
こうしたスキルを学ぶと、上手に使えるようにならなければと思うかもしれません。
けれど、スキルには大切な目的があります。
その目的のひとつに、クライアントに安心してもらうことがあります。
安心して話せる。
否定されないと感じられる。
自分のことを自由に考えられる。
そんな場があって初めて、人は自分の内側を深く探究することができます。
この安心を、身体や神経系の視点から考えるとき、近年注目されているのがポリヴェーガル理論です。
ポリヴェーガル理論では、人の神経系は周囲の環境を「安全か、危険か」という観点から捉え、その状態が私たちの身体や行動にも影響すると考えます。
安心できているとき、人は人とつながり、新しいことを考えたり、自分自身を探究したりしやすくなります。
反対に、脅威を感じているときには、自分を守ることが優先されます。
だからこそコーチングでは、クライアントを変えようとするのではなく、安心して自分と向き合える場をつくることが大切です。
スキルは、上手に使うことが目的ではない。
その先にあるのは、クライアントが安心して自分自身を探究できること。
安心できるから、話せる。
安心できるから、気づける。
安心できるから、変化に向かえる。
コーチングにおける安心を、身体と神経系という新しい視点から見つめてみる。
それは、私たちがスキルを学ぶ意味を、もう一度考えるきっかけになるかもしれません。