その「ブレーキ」は、外すもの?ポリヴェーガル理論とコーチング

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 芳賀美貴です。
「やりたいのに、なかなか動けない」
そんなとき、アクセルを踏みながら、ブレーキもかけていると表現することがあります。
たしかに、進みたい気持ちと、ちょっと怖い気持ちが同時にあることは誰にでもあるのではないでしょうか。
そして、ブレーキを外せたら、もっと前に進めるのにと、思うこともあるかもしれません。
でも、そのブレーキ。
もしかしたら、ただ外せばいいものではないのかもしれません。
ポリヴェーガル理論の視点では、私たちの神経系は、周囲の状況を安全か危険かという観点から捉え、その状態が私たちの行動にも影響すると考えられています。
だから、動けないときも、
「どうして動けないんだろう?」
と急いで答えを出すのではなく、
「今、私の中で何が起きているんだろう?」
と、少し立ち止まってみる。
コーチングでも、クライアントの反応をすぐに変えようとするのではなく、その人の世界を理解しようとすることが大切にされています。
「進みたい気持ち」も、
「立ち止まりたい気持ち」も。
どちらかをなくすのではなく、まずはその両方を大切に見てみる。
すると、
このブレーキは、私に何を教えてくれているんだろう?
そんな問いが生まれてくるかもしれません。
変える前に、少し観察してみる。
外す前に、ちょっと耳を傾けてみる。
そうやって自分の内側を理解していくことも、安心して前に進むための一歩なのではないでしょうか。