三日坊主を防ぐには、意志より「仕組み」

銀座コーチングスクール(GCS)広報チーム 森水三香子です。
「今度こそ、毎日勉強しよう」
「部下の話を、もっと丁寧に聴こう」
そう決めたのに、忙しくなると、いつもの自分に戻ってしまう。
「また三日坊主だった」と、がっかりした経験はありませんか。
そんなときに目を向けたいのが、意志の強さよりも、続けやすい仕組みです。
歯を磨いたり、いつもの道を歩いたりするときには、毎回「よし、やるぞ」と気合を入れることは少ないですよね。慣れた行動なら、あまり考えずに動けます。
習慣の研究でも、同じような状況で行動を繰り返すと、意識せずに行える度合いが高まることが示されています。
新しい行動も、繰り返すうちに「いつものこと」になっていく。
そのために取り入れたいのが、スモールステップです。
たとえば、読書を習慣にしたいなら、
「朝のコーヒーを飲んだら、1ページ読む」。
部下の話を聴けるようになりたいなら、
「毎朝一人に声をかけ、返事を最後まで聴く」。
何をするかに加えて、いつ、どんな場面でするかも決めておく。
すでにある日常の流れに、小さな行動を組み込んでいきます。
「それだけでいいの?」と思うかもしれません。
でも、忙しい日にも試せる大きさだからこそ、繰り返す機会をつくりやすくなります。
そして、もう一つ大切にしたいのが、
「今日もできた」という達成感です。
1ページ読めた。
一人の話を、最後まで聴けた。
自分で決めた小さな行動を終えたときには、その「できた」を、ちゃんと受け取ってほしいのです。
「これならできそう」と思える大きさで始めて、「できた」を一つずつ確かめる。
習慣化は、こうした工夫を重ねていく技術でもあります。
コーチングで「まず、何から始めますか?」と問いかけ、ご本人に小さな行動を選んでもらうのも、この視点から考えると理にかなっています。
その一歩が本人の望む変化につながり、日常の中で実行できること。
そして、実践した自分を認められること。
コーチとして、そんなところまで一緒に考えていきたいと思います。
「本当は、どうなりたい?」
「そのために、今日できる一番小さな一歩は?」
「できたことを、どう確かめよう?」
つい張り切って大きな行動を考えたくなるときこそ、こんな自問をしてみませんか。
あなたが今日、「できた」と思える小さな一歩は何でしょうか。