Coach Interview - 坂本 祐央子 コーチ(後編)八重洲校・仙台校・新潟クラス代表

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社会の中でコーチが価値ある存在になる

 地方校3校を運営し、さらにコーチの社会的価値を高めるための活動を始めた坂本さん。活発で行動的な印象を受けますがコーチングと出会うまではまったく逆だったそうです。
(聞き手:山上 晴美コーチ)

インタビュー

時間を経てわかったコーチングの活かし方

ーー そうして全クラスを終えて何か変化はありましたか。

 当時の精神状態がそんなでしたから、卒業してもコーチングの学びはあまりわかりませんでした。でも、その後転職してソフトバンクに入った時に採用された理由が、コーチングを学んでいたことと経営層のお客さんと話すのに若い女性よりある程度コミュニケーションができる大人の方がいいと思ったからだって聞きました。

 配属されたのは法人営業で、先輩の女性と一緒に客先に行ったときに、どうもお客さんが言っていることをちゃんと聞いていないからクレームが入るんじゃないかって気づいたんです。でも営業数字はなかなか上がらなくて、これはもうクレーム対応で一番になろうと思って、コーチングを学んだことを思い出してテキストを職場に持っていって、クレーム電話がある度に書いてある聴き方通りに対応しました。

 そうしているうちになんと、顧客満足度で西日本エリアでランキングに入ってしまったんです。自分でもびっくりでした。
 さらに、社内の業務で稟議書を出すのに上司とのコミュニケーションが必要でしたし、お客さまに対しても社内でもコーチングって使えるんだってやっと気づきました。
 これはもっとみんなに知ってもらった方が良いと思って講師養成講座に行って講師になりました。

ーー 卒業後のたくさんの経験で学びが深まったのですね。私生活では変わったことはありますか?

 あります。私はそもそも悩み屋さんでした。考えても考えても答えが出て来ない。なので夜中考えて答えが出なくて寝不足で仕事に行って疲れ果てて。答えが見つからない私はやっぱりダメだっていうふうにどんどんスパイラルに入っていたんです。でも自分に対する質問が適切じゃないということに気がついてからは、「次どうする?」って聴くようになりました。質問を変えたところから人生がすごく変わってきました。私の中のターニングポイントだったのは「質問の言葉を手に入れた」ことです。

 自分が主体になるから、自分がどうしたいかを考えることができて、自分に視点が立っていくので自分が未来を考えることができるようになった。自分の人生をすごく楽しめている感というのがあるし、「質問の言葉を手に入れる」ことによって自分の可能性を限定しなくなったと思います。

 仲間と一緒に達成感を感じることができるなんていうのも、自分のやりがいとか、自分の存在意義に繋がってきますよね。「他にはどうですか?」という質問が自分の中にもいっぱい出てくるわけです。「これをやりたい。それを達成するためには他には何が考えられる?」ってめっちゃ自分に聴くんです。「たくさん手段がある中でどれが一番簡単に始められそう?」とか。

インタビュー

コーチの社会的価値向上のために

ーー 今力を入れて運営しているというコーチの検索サイトについてお聞きしたいです。

 亡くなった親友のように、たくさんの人に囲まれているのに孤独を感じて、誰にも相談できないというような社会のカルチャーは本当にナンセンスだと思います。 だから組織を変えたいと思って、独立して会社をつくったときは研修に重きを置いていました。でも、2人くらいのコーチが常にいて困っていることを相談できたらいいと思って、昨年、無料でアクセスして体験ができる「コーチ探せる」というプラットフォームを作りました。
 認定コーチを600人以上育ててきて、コロナ禍になって働き方や状況が変わってきたことも追い風になり、コーチ達が社会的価値を持って活躍できるシーンを作りたい。それを強く思うようになりました。今一番力を入れていることが「コーチ探せる」と言うプラットフォーム運営です。

 皆さん素晴らしいスキルを使って成長していらっしゃるんですけれども、誰かにコーチングをしたいと思ってもそういう場に巡り会えない。どうしたらいいのかって相談もすごくされるので、もっと、「コーチって何をやる人で、コーチをつけたらどんな成果が上がるか」とか、「みんな専門性がある」ということをわかってもらえるようにする。社会的価値を意識しながら活躍できるようなシーンをもっと作りたい思っています。

ーー とても素敵なことですね。コーチングって聞いたことはあるけれどよくわからないとか、モニターセッションを受けたけれどもピンとこなかったという声もよく聞きます。

 すごくいっぱいあります。私がクラスの冒頭で受講生にお伝えしてるのは「皆さんはこの学びに自己投資をしてくださっています。お金を払って時間も使ってエネルギーも使って。回収しなかったら投資とは言わないんですよね。だから『学び』で終わらせずコーチングスキルを『使える』ようになって投資した分を回収してくださいね」って。回収は『お金』かもしれないしコミュニケーションスキルが高くなって『信頼』されることかもしれないし、それによってチームの力が上がって『ボーナスが増える』ことかもしれないしと言っています。 今、企業は副業ができるところも増えてきて、コーチングをどうやって価値に変えていけば良いのかというところが皆さん手探りの状態ですので、最初の一歩を応援できたらいいなと思ってます。 やりたい人が「自分はこうなんです。何の専門家なんです」って言語化できて、皆さんが活躍できるような場を作っていくというそんな感じです。仲間と勉強したり、自発的に切磋琢磨する場をもっと育て支援していきたいです。

ーー コーチがもっと認知されて活躍の場が増えれば社会にも大きな変化もおきそうですね。これからがますます楽しみです。どうもありがとうございました。

インタビュー

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Profile
坂本 祐央子(さかもと ゆみこ) コーチ
GCS認定講師
GCS認定プロフェッショナルコーチ
ICF認定コーチ(ACC)
石川県の外郭団体に勤務後、ソフトバンクモバイルで法人営業として、「聴く」コーチングスキルを使った提案で実績を上げる。2012年、株式会社シェヘラザードを設立。
銀座コーチングスクール八重洲校・仙台校代表、新潟クラス代表、金沢校講師として受講生は600名を超える。

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