Coach Interview - ひびのあゆみ コーチ（前編）富山校講師

　富山校の講師として、コーチとして長く活動しているひびのあゆみさんに、家庭と仕事の両立で挫折し道を模索してコーチングと出会い、活用するようになった現在までのことをうかがいました。
（聞き手：山上 晴美コーチ）

ーー まず、現在の活動を教えてください。

　パーソナルコーチング、GCS富山校講師、アドラー心理学の講座をやったり、グループコーチングの「夢かな会」というのをやっています。プライベートでは子ども３人を育てています。あとは、ボランティアでいろいろな国の子どもたちに日本語を教えています。

ーー 富山校はGCSの地方校で最古参ですが初期からのメンバーなのですね。

　学び始めたのは2007年なんですが、富山校のことは知っていながら申し込みまで２年かかってしまいました。２人目の子どもができたので、スクールに通うには預けなくてはいけなかったりして、本を読んで独学で学んだりしていたんです。それまでは個人事業主でパソコンインストラクターをやっていたんですが、ソフトも機械もどんどん変わるのでその都度バージョンアップしたり学び直したりして、パソコンインストラクターは長くやる仕事ではないかもしれないって感じていたとき。フルタイムではなくて１人でできることを探しているうちにコーチングを知りました。何歳になってもできる仕事だと思って富山校で学び始めたのです。

ーー そうですか。クラスに入る前からコーチングを学んでいたのですね。

　はい。でもやはりスクールに行かないとって感じたんです。本を読んでもできないことがスクールに行って、自然に気づいたらできるようになっていました。

ーー どんなことが自然にできるようになったのですか？

　もともと聴き上手とは言われていたのですが、意識的に聴けるようになったことと、なかなかできなかった質問が自然にできるようになりました。 そして2013年に富山校の講師になって、認定とってからもっとスキルを上げたかったので、2008年くらいからアシスタントとして入らせてもらいました。まだその制度はなかったのですが、中村さんが快諾してくださいました。それから、講師になってみるかと言われて、講師養成講座ができた頃に、富山まで森代表が来てくださって養成講座が始まり受講しました。

ーー それから富山校でクラス講師になったのですね。コーチングを伝える立場になっていかがですか？

　受講生さんたちの、体験講座からクラスDまでの間の変化の大きさに感動します。その変わりように感動という言葉では言い表せないうれしさと驚きを感じます。

ーー ひびのさんご自身には変化はどんなことがありましたか。

　自分のことはよくわからないんですが、振り返ってみると昔はなんであんなことで悩んでいたんだろうとか、なんでできなかったんだろうとかはありますね。コミュニケーションも、自分ではそんなに悪いと思ってなかったんですが、学んだ後に気づいたことがあります。前は夫と話しているとお互いの話がかみ合ってないことがあったんですが、私がそれに気づけるようになったので、修正して建設的な話ができるようになりました。夫自身が変わったってことはないんですが、私が言う言葉一つで反応が変わってくるので、返し方がすべてだと思います。そこから相手の返し方が変わってきましたね。