Coach Interview - あかがわみさこ コーチ（後編）羽田校代表

　客室乗務員からキャリアカウンセラーへ転身し、GCS羽田校の代表としても活動中のあかがわさんは3人のお子さんの子育て中ママでもあります。小さな子どもがいるからこそ仕事ももっとやろうと思ったという熱い思いの内側をお聞きしました。 （聞き手：山上 晴美コーチ）

−プロフィールの中に、「コーチとしてのミッションが、世界中の子どもたちに教育を。日本の子どもたちに幅広い視野と選択肢を」とあります。こちらについてお聞かせください。

　大学生の頃からNPOやボランティアに興味を持っていたので、ゼミに入ってタイにボランティアに行ったりしていていました。現地はまだ教育がままならないので、子どもたちが職種を選ぶとか将来の夢を抱くとかいうことについて狭い視野になってしまうのです。それで、そのようなところでコーチングを提供するとか、子どもたちにとってもプラスになるようなことができればいいと思いました。目の前のことに目を向けるとまずは日本の子どもたちにですが、大人が「これはダメ」って言うのではなく、「好きだったらそれを活かして何ができる？」というような教育をしていきたいと思っています。そういうことが繋がってきているのでこれは私のミッションだと感じています。

−それは楽しみですね。 元々挑戦心があったところさらに物事の進め方が変わっていって行動が加速したような感じでしょうか。

　はい。自分が興味のある分野で仕事ができているということがあると思います。人材の方で面接をしていると、みなさん、ライフワークバランスのことおっしゃいます。オンとオフを分けたいという方が多いのですが、私は全部繋がっていると感じているのです。
　それがコーチングを学んでさらにそう思えてきて、すごく好きなことができているので、仕事イコール嫌なことではなく、好きなことが仕事になっているので全く苦ではないし、その時間もいい気持ちで過ごせています。

　それと、最近3人目を出産したのですが、もしかしたらコーチングを学んでいたなかったら3人目ができて忙しいから仕事ができないと思っていたかもしれません。でも3人目がいるからこそやろうという気持ちに辿り着けたような気がします。そこでやめて子育てに専念するのではなく、だからこそ女性としてキャリアを構築していこうという気持ちになりました。なので、会社員時代は産休育休を取らせてもらいましたが、今はコーチングを教えているし、できるならあまり休まずに続けようと思えるようになりました。

−3人目の赤ちゃんがいらっしゃるなら忙しいはずなのに、そういう選択は素晴らしいと思います。コーチングの国際資格も取得されたということですが、それ以降変わったことがあるとしたらどんなことでしょうか？

　コーチングにこだわるようになりました。それまでももちろんこだわっていたのですが、もっともっと言葉だけではなく内面にこだわるようになりました。ノンバーバルコミュニケーションとか、その方のエネルギーやモチベーションがどうやったら上がっていくかとか。そのようなところにこだわるようになりました。深く関わろうという力がついたと思います。深掘りしていく力と言い換えた方がいいかもしれませんが、本質を見ようというところです。

−単なるスキルの習得ではないということですね。コーチングを深掘りしていったその先に、さらに現在の活動を広げたり展開させたりということは何かお考えですか？

　第一に羽田校をさらに盛り上げていきたいということと、自分自身の勉強ももっと深めていって、国内海外共にボランティア系の活動も続けたいです。あとは空港や飛行機が好きなので何かグッズを作って販売していけたらと思います。

−では、最後に、あかがわ先生の羽田校はどんなスクールなのか皆さんに伝えるとしたら？

　安心安全の場作りというのを一番大切にしていて、誰もが本音で話せる場であり、コーチングについて、そして自分自身についても深く掘り下げられる場でありたいです。守秘義務や約束を守ることやビギナーズマインドを忘れないでやっていきたいと思っています。 特色としては、私がキャリアコンサルタントでもあるので、ビジネス寄りの話をもちろんしますし、子育てのところにも強みがあります。

−学生の時に出会った先生のようになりたいという気持ちから、どんどん道を切り開いてかつ3人のお子さんの育児をしながら好きな仕事を続けていると言うあかがわさんのお話、大勢の方に聴いていただきたいです。子どもたちの支援の活動も進みますように。どうもありがとうございました。